四代続く畳屋さん、赤木薫畳工業所
岡山県総社市にある畳の製造・販売業を営む赤木薫畳工業所。
創業は明治中期と歴史があり、四代に渡って地域に密着した真心ある畳づくりを行っています。
今回は、そんな「長年愛され続ける畳づくり」をしている赤木薫畳工業所についてご紹介していきます。
畳本来の良さを感じられる「わら床」
畳は表(おもて)と床(とこ)そして縁(へり)からできています。
その畳の芯になる床(とこ)を、昔は藁で作っていましたが、現在は、床の材質は簡略化され、藁を一切使わない建材床(ボード)を使ったものが主流となっています。
少し品質の良いものでも、建材床(ボード)の上下を藁で挟んだもので、昔ながらの藁のみを使った床はほとんど作られていません。
赤木薫畳工業所では、使う人の心地よさと健康を考え、現在も自社製造したわら床を使った畳を提供しています。
わら床の材料である藁にもこだわっており、県内(総社市、高梁市等)の契約農家から調達した岡山県産のものを使っています。
調達した藁を一年間保管して乾燥させ、細かく3~4センチほどに切り分けていきます。
そして、切り分けた藁を縦横交互に幾重にも積み重ね、職人の技で圧縮しながら均一な厚みになるよう縫い上げていき、わら床は完成します。
こうした手間ひまを惜しまず作られたわら床は、建材床に比べ、踏んだ心地がやわらかく、畳本来の良さを肌で感じることができます。
また、耐久力・復元力が建材床に比べて高く、変形せず長持ちで、藁が呼吸をすることで、吸湿・放湿性にも優れています。
このようなことから、わら床の耐用年数は約30年と長く、建材床と比べると約15年も長持ちします。
それに加え、藁と藁の間に空気の層があるので断熱効果に優れていることや、自然素材のみを使用しているので、化学物質による汚染の心配がないことも魅力的です。
子どもへの想いから生まれた「たたみ育」
「たたみと一緒にすこやかに育ってほしい」そんな想いから作られたフローリング用畳「たたみ育」。
これは、自身も子育て奮闘中の四代目・赤木直樹専務によって考案・製造されました。
正方形の畳で、50~90センチの範囲でオーダーにて作られ、畳表には熊本県産い草を使っています。
子どもの安全のため、金具などの固定具を一切使わず、すべて手縫いで仕上げています。
畳縁は、ポップでおしゃれな5種類のデザインから選ぶことができ、お部屋の雰囲気に合ったオリジナルの畳が作れるのも魅力的です。
裏面には滑り止めが付いているため、フローリングを傷つける心配もなく、数枚組み合わせてフローリングに置くだけで、簡単に畳部屋の雰囲気を味わうことができます。
畳表に使われている「い草」には、空気清浄や調湿効果があり、その香りには癒やしや集中力を高めるなどの効果があります。
また、カーペットなどに比べ弾力性があり、子どもが誤って転倒したときも安全を保ってくれます。
設置や持ち運び、収納が簡単なため、シーンに合わせて自由にレイアウトできることも楽しみの一つです。
マンション暮らしなどで、畳に触れる機会が少なくなった現代の子どもたち。
そんな子どもたちの、すこなやかな成長と安全のため生まれた「たたみ育」。
「子育て王国そうじゃ」が自信を持っておすすめする一品です。
「たたみ育」は、総社市ふるさと納税の返礼品としても、取り扱っています。
この機会にぜひ、畳の上品な香りと肌触りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
赤木薫畳工業所 ふるさと納税返礼品(ふるさとチョイスに遷移します)
フローリング用たたみ「たたみ育」:https://www.furusato-tax.jp/product/detail/33208/444817
ミニ畳2枚組セット:https://www.furusato-tax.jp/product/detail/33208/444388