どこか懐かしい、そうじゃ小学校ライスカレー

総社市では、1947年に総社市内で学校給食が始まった当時のライスカレーの味を忠実に再現したレトルトカレー「そうじゃ小学校ライスカレー」を販売しています。
このそうじゃ小学校ライスカレーは、地域や各小学校の活性化、市のPRを目的として開発されました。
レトロなデザインのパッケージを見て、ご自身の小学校時代を思い出し、懐かしく感じる方もいるのではないでしょうか。
今回は、そんなどこか昔懐かしい「そうじゃ小学校ライスカレー」についてご紹介していきます。

 

昔懐かしい味の再現

そうじゃ小学校ライスカレーの開発にあたり大切にしたのは、地域から愛される「地域の味」を作ることでした。
これは「学校と地域が一体となった取り組みは、今後の防災力にも結びつく」という想いからくるものです。
総社市は、西日本豪雨により甚大な被害を受け、その教訓から防災の対策として、世代間交流や地域の結びつきを推進しています。
この活動の一環として、そうじゃ小学校ライスカレーは地域住民が主導となって開発されました。
地域ごとに住民が集まり、当時の資料を探したり、味を覚えている人や40年前実際に給食を作っていた栄養職員に協力してもらったりして、それぞれの小学校のライスカレーが完成しました。
卒業生が一口食べれば「あっ、この味だ・・・」と学生時代を思い出すほど、当時の味が忠実に再現されています。

 

17種類の「地域の味」

そうじゃ小学校ライスカレーは全部で17種類あり、総社市にある小学校ごとに地域の特産品や特色を盛り込んだ、それぞれ違う「地域の味」を楽しむことができます。
17校のうち4校は、統廃合により現在は校名が消えていますが、商品には旧校名が使われています。
ここからはそれぞれの特徴についてご紹介していきます。

総社小学校版
ジャガイモやニンジン、牛肉など大きめの具材が特徴で、子どもたちも食べやすい甘口になっています。

常磐小学校版
ジャガイモやニンジン、牛肉など大きめの具材が特徴で、ちょっとだけ辛めの中辛になっています。

山手小学校版
大き目切った玉ねぎとグリ-ンピース、豚肉が使われてる甘みのあるカレーです。辛さも甘口で食べやすくなっています。

神在小学校版
カレーには珍しい具材である大根が使われています。その他にも牛肉やグリーンピースが入っていて、辛さは中辛です。

秦小学校版
中辛で、隠し味に味噌とウスターソースが使われていてコクがあり、具材の鶏肉との相性も抜群です。

池田小学校版
ヒラタケ・マイタケ・マッシュルームの3種類のキノコと、牛肉が入った中辛のカレーです。

山田小学校版
具材に大豆が使われているのが特徴で、中辛ながら甘くて食べやすくなっています。醤油とウスターソースで味を調えています。

清音小学校版
具材に特産品のトウモロコシが入っていて、やや中辛で食欲をそそる仕上がりになっています。

服部小学校版
甘口で、具材に大きめのニンジンやジャガイモのほか、豚肉が入っているのが特徴です。

昭和小学校版
中辛で、イノシシ肉が入りニンニクが利いた味付けなので、大人でも満足できる仕上がりになっています。

維新小学校版
牛すじ肉のほかナス、カボチャなどの夏野菜をふんだんに使っているのが特徴。辛さは中辛です。

阿曽小学校版
辛さは中辛で、牛肉と、大きくカットされたジャガイモやタマネギが入っているのが特徴です。

久代小学校版
鶏肉が使われており、細かく刻んだサツマイモやゴボウが入った甘口のカレーです。

総社北小学校版
ナスの産地であることから具には揚げナスを入れ、少し辛口ですがトマトペーストでまろやかな口当たりに仕上げています。

三須小学校版
具材に牛肉に加え、牛スジ肉が入っていてボリューム満点の中辛カレーです。

総社中央小学校版
牛肉入りで、もみじをイメージした赤色のルーです。シリーズの中で一番辛口です。

新本小学校版
具には鶏肉やコーンが入り、かつて地域で栽培されていたサトウキビからつくった黒糖を隠し味に使った中辛カレーです。

そうじゃ小学校ライスカレーは、地域住民の協力や関わり合いから生まれたいわば「それぞれの地域の力の結晶」です。
これが豪雨災害からの復興に向けた活力の一つになればと考えています。

総社市は、ふるさと納税の返礼品として「小学校カレー全17校食べ比べセット」を取り扱っています。
この機会に、総社市民も大好きな昔懐かしい味に舌つづみを打ってみてはいかがでしょうか。

 

総社市ふるさと納税返礼品(ふるさとチョイスに遷移します)

【小学校カレー全17校食べ比べセット】:https://www.furusato-tax.jp/product/detail/33208/4488675

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